High Templar二人が合体することによって召還される、精神波が実体化したユニット。 Archonは、Psionic Sockwaveと呼ばれる精神波の電撃を地上・空中を問わず、敵に向かって放ちます。射程が2と少々短いですが、攻撃は範囲攻撃で、ノーマル状態でも30ものダメージを与えるため、MutaliskやWraithなどの密集する軽装甲の飛行ユニットの群れを落としたり、Zerglingの群れを蹴散らしたりするのに向いています。しかし、範囲攻撃といっても、効果範囲が30pixelと小さいので、Hydraliskなどの大きめのユニットにはあまり効き目がありません。 Archonは、High Templar自体が高価なユニットのため、沢山作るユニットではありませんが、前線でPsionic Stormを撃ち終えてエネルギーがなくなったHigh Templarを合体させてすぐに戦闘に参加させたり、自陣に対する航空ユニットの襲撃を阻止するために一〜二体作っておいておくのは良いかもしれません。しかし、航空戦力の奇襲に対抗するには、射程が長いDragoonを二〜三体置いておく方が良いでしょう。Archonは図体がデカイので移動に手間取り、Mutaliskなどの小回りの効く相手には追いつけません。それよりも、シャトルによる敵の防御の薄い2nd・3rdの強襲や、終盤戦の大攻勢に混ぜるなどの使い方の方が向いています。自陣の防御に使うときは、シールドバッテリーでシールドを回復しながら戦うとほぼ無敵でしょう。 Archonは、HPのほとんどがシールドで構成されているため、Science VesselのEMP Shockwaveが苦手で、一発打たれると、シールド350すべてを失ってしまいます。また、すべてのユニットから、サイズによる修正を受けずに全ダメージを食らうという特徴があります。VultureやFirebatなどの、本来はLarge属性には強くないユニットからも大きなダメージを食らうということですから、注意が必要です。しかし、うまく使えば総体力の多さと、強烈な攻撃力によってかなり使えるユニットです。
Terran EMPにつきます。総体力360のArchonですが、EMPでシールドを奪ってしまえば、HP10の虚弱体質にすぎません。また、タンクで遠距離から砲撃するのも効果的です。Wraithなどの装甲が薄くて密集しやすいユニットは、一気にダメージを受けてしまうため危険です。また、シャトルに二体ほど乗せられて防御の薄い島の2ndなどに降ろされると、アウトです。Science Vesselをうまく使いこなして撃退しましょう。 Archonは、体力のほとんどがシールドのため、意外にVultureの攻撃が効果的です。VultureはConcussionダメージで、普通はLarge属性に対しては分が悪いのですが、Protossのシールドは大きさに関係なく全ダメージ有効なため、Archonに対しては非常に有効な攻撃力をもっています。Vultureは逃げ足が速いので、撃っては逃げを繰り返してシールドをはがしていきましょう。 Zerg ZerglingとMutaliskにとっては天敵のような存在です。二〜三体のArchonで、何十倍ものZerglingがやられてしまうでしょう。Hydraliskで集中砲火を浴びせるのが効果的です。Large属性の上に、シールドが体力のほとんどであるArchonは、Hydraliskの攻撃が有効です。また、Guardianで、遠距離から狙い撃ちするのも良いでしょう。が、Guardianの数が足らないと、肉薄されて危険です。Lurkerの攻撃も効果的。 Zergling + Mutaliskでの攻撃に際しては要注意ユニットです。Hydraliskメインのときはそれほど問題ではないでしょう。 Protoss Dragoonで囲んで狙い撃ちすると良いでしょう。Archonは、Zealot同士で戦っているときに、後ろから援護射撃されるのが一番困ります。MindControlで奪ったり、Carrierで近寄せないようにして殺したり、Reaverで狙い撃ったりと、近づく前に対処することが肝心。Zealot部隊に混じって突撃されたりすると、かなり危険なユニットです。要注意。 相手にObserverがいないのであれば、DarkTemplarで斬りつけるのが最も安全で、効果的です。