Zerg Overview
Zergは、太古の種族ゼル・ナーガが、遺伝子操作によって生み出した種族です。Zergはすべてのユニットが遺伝子操作された各種の生物からなり、建造物も生物的な特性を持っています。Zergは、ユニットの生産方法が一風変わっていて、すべてのユニットがLarvaと呼ばれる小さな虫から変異します。ユニットを作るには、そのユニットの遺伝情報をもった巣を建設することによって、Larvaが変異可能になります。Zergは、他種族に比べて、ユニットの操作はそれほど難しくありません。また、建設物の数が少ないので、その点でも初心者がとっつきやすい種族です。Larvaを一気に変異させることによって、1ダース単位でユニットを生産できるので、非常に柔軟性に富んだ種族といえます。

Zerg Units
Zergのユニットは、すべて生体ユニットで、すべてダメージから自己回復します。他の種族と異なり、すべてのユニットがLarvaから変異するため、Larvaを生産するHatcheryを早めにふやすことが肝心です。
Zergのユニットは、他種族に比べてコストパフォーマンスが良く、サプライの消費が少ないのが特徴です。このため、かなり大量に数を出すことができます。というよりも、数を出さないと意味がないといえます。そのかわり、局面を一気に打開するようなユニットはあまりなく、サポートユニットの数もあまり多くありません。しかし、DefilerとQueenのサポート能力はかなり高く、このふたつのユニットをうまく使いこなすとかなり戦闘が楽になるでしょう。

Zerg Structures
Zergの建物は、Creepと呼ばれる紫色の生物学的なカーペットの上にしか建てられません。Creepがなくても新地に建設可能なのは、Hatcheryのみです。また、Exｔractorも、ガス鉱の上ならばどこでも建てられます。このふたつが例外です。Creep上ならば、敵、味方、自軍に関わらず建物が建設可能です。
Zergは、Hatcheryですべてのユニットの生産を行うため、他の建物はそのための種の遺伝情報を供給する役目と、各種アップグレードを行う場所になっています。ですから、ユニットを安定して大量生産するためにはHatcheryを早期に増やす必要があります。このため、他の種族に比べて建築物が非常に少なくなりますので、本陣の守りには注意が必要です。
Zergの建物は生物学的な構造物なので、ダメージをうけても一定時間経てば、HPが回復して最大状態まで戻ります。