異生物の航空ユニットの群に対抗するために開発された、Terranの新鋭対空迎撃艇。 対空能力では最強といえるユニットです。散弾タイプのH.A.L.O Missilesを、八発連続発射します。一発あたり5x8=40のダメージで、アップグレードによって最大64のダメージを20pixel以内のユニットに与えます。また、周辺にもダメージが飛散し、目標から40pixel以内は1/2ダメージ。60pixel以内は1/4ダメージです。Wraithと比べると、装甲が硬いのでなかなか撃墜されません。輸送機の護衛、本拠地のGuardian対策など、対空防御に便利です。ただ、二〜三機では意味がないので、六機以上集めて運用しましょう。五機で運用すると、一撃でOverloadを撃墜できます。 Valkyrieは、対地攻撃能力がなく、クロークなどの特殊効果もないので、対空施設の集中している場所や、対空ユニットの集まっている場所は危険です。 Valkyrieは、攻撃タイプの関係上、装甲の厚い相手には非常に分が悪くなります。装甲0の敵には、5x8=40のダメージが与えられても、装甲3の敵には、(5-3)x8=16しかダメージが与えられないのです。要は、相手の装甲が厚いほど、飛躍的にダメージが減ってしまうということです。しかも、爆発性ダメージのため、Large属性以外のユニットには、さらにダメージが減少してしまいます。Battlecruiser・Carrier・Scourgeなどには要注意です。というより、まともに相手をしない方が良いでしょう。Overload、Mutalisk、Corsairや、各種輸送機、Observer、Guardianなどをチクチク攻撃する、弱いものイジメ的戦術が一番確実な運用方法です。
Terran Wraithで相手をするのは無謀です。WraithはLarge属性の上に装甲が薄いため、全ダメージくらってしまいます。しかもValkyrieは範囲攻撃です。密集しがちな航空ユニットにとっては天敵といっても良いでしょう。攻撃するならCloakするなどする必要がありますが、敵もそうなればComsatのSecsorSweepなどを使ってくるので、効果のほどはイマイチでしょう。対空能力をもつGoliathなどの地上ユニットで攻撃するか、Battlecruiserが有効です。特に、装甲をアップグレードしたBattlecruiserは、Valkyrieではかすり傷くらいしか負わせることができません。Ghostメインの場合は、Lockdownが効果的。 Zerg Mutaliskの群れは、範囲ダメージということもあって、壊滅的打撃をうけます。DevourerとScourgeが有効です。Devourerは、装甲が厚いのでダメージをあまり受けないし、AcidSporeの効果によって、Valkyrieの攻撃頻度が落ちる効果もあります。Devourerで一撃しておいて、MutaliskやHydraliskなどで攻撃するのが良いでしょう。また、DefilerのPlagueが非常に効果的です。待機中のValkyrieは固まって空中に浮かんでいることが多いので、Plague一発で一網打尽にできます。 Scourgeは非常に効果的です。ScourgeはSmall属性のため、Valkyrieのダメージを受けにくく、攻撃成功率が非常に高くなります。 Zergにとって一番恐ろしいのは、対空が不備な本拠地などを強襲されて、Overloadを狩られてしまうことでしょう。5隻程度まとめて運用されると、あっという間に倍以上のOverloadが狩られてしまいます。対空防御のない基地裏などに、無防備にOverloadを密集させておかないように気をつけましょう。 Protoss DragoonやArchon、PsionicStormなど、地上ユニットの対空攻撃が一番手っ取り早いです。Corsairの攻撃は、Valkyrieの装甲が厚いためにかなりダメージが減少してしまいます。普通にやりあったら勝てません。また、Scoutでも対抗は難しいでしょう。空軍対決になるのであれば、装甲が厚いCarrierが最も有効です。