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World of Necromancy
Necromanceyとは?
Norrathにおける、Necromancerというクラスの位置付けは、Necromancyという異端の魔術を駆使する魔法使いという設定になっています。
Norrathの魔法使いの系統は、魔術師(Wizard)・妖術師(Sorcerer)・付与術師(Enchanter) という三系統の学派に分かれていましたが、DarkElfが産み出した死霊術(Necromancy)が、第四の魔術として存在していました。Necromancyは、死者を呼び起こして下僕にしたり、生命力を吸い取って自分のものにするなどの、正に暗黒魔術と呼べるものです。
魔法に秀でたEruditeたちは、DarkElfの首都Neriakから、スパイを使ってNecromancyの秘密を盗みとりましたが、評議会によって、この魔術は異端(Heretic)とされ、秘密とされました。しかし、少数の追放者たちは、隠れて研究を続け、ついには他の三学派と死霊術師との間で内戦が起こります。お互いが魔法によって戦うこの内戦は、多くの死者を出し、死霊術師の敗退で終わりました。敗れたEruditeの死霊術師たちは、内戦によってできたThe Holeと呼ばれる巨大な穴の中に、Paineelと呼ばれる地下都市を建造して死者の軍勢を召還し、復讐の機会を狙っています。

選択可能種族と特徴
Necromancerは、以上のような設定に基づくクラスです。選択可能種族は、DarkElf・Erudite・Gnome・Human・Iksarで、信仰が邪教しか選択できないのが特徴です。DarkElfは、有無をいわさずに憎悪の神(Prince of Hate: Innorruk)を。IksarとEruditeは、恐怖の神(Lord of Fear: Cazic-Thule)、HumanとGnomeは、その他に、災厄の神(The Plaguebringer: Bertoxxulous)が選べます。
Necromancerの魔法は、INTの数値によって決まります。というわけで、DarkElf・Gnome・Eruditeの三種族がステイタス的には適した種族といえます。

Race STR STA AGI DEX WIS INT CHA Bonus Etc.
Dark Elf 60 65 90 85 83 109 60 +30 Ultravision / Hide
Erudite 60 70 70 80 83 117 70 +30  
Gnome 60 70 85 95 67 108 60 +30 Infavision / Tinkering
Human 75 75 75 85 75 85 75 +30  
Iksar 70 70 90 95 80 85 55 +30 Infravision / Regeneration

種族的な利点としては、Eruditeは、その高い知性で、INTを上げるのが簡単であること。DarkElfは、そこそこの知性と、闇でも目が見えるUltravision、そしてOggokやGrobbなどのEvil都市が利用できること (これはCazicやGukなどのダンジョンが近いため、割と中盤では重要な要素です) 、Iksarはリジェネレーションがついているため、HPマナ変換スペルの変換効率が良いことがあげられます。

死体召還などの忌わしい魔術を使うため、Necromancerは、多くの種族・職業のものたちから嫌われる傾向があり、世の中の過半数は敵という辛い職業でもあります。特にIksarのNecromancerは、故郷Cabilis以外の全都市でKoSという厳しいスタートとなります。

Necromancerの特徴
Necromancerは、ペットとしてスケルトン(Lv59になるとSpectre)を召還することができ、このペットを使役して敵を攻撃させ、 自分は後ろから毒・病気系の持続攻撃魔法などを撃ち込んで支援します。生命力をやりとりする能力に長けていて、自分のHPを削ってマナに変換する能力、自分のHPを他人に分け与える能力、敵のHPを吸い取って、自分のものにする能力などがあります。
また、クレリックと同じ対Undead DDを使うことができ、さらにUndead専用のRootや、Undead専用Charm、Invis vs Undeadなど、対Undead戦に長けています。

Necromancerが、全クラス中屈指の強いクラスとされるには理由があります。MagicianもNecromancerと同じように強力なペットを召還できますが、マナ回復手段がありませんし、HP回復手段もありません。しかし、Necromancerは自分のHPを削ってマナに変換し、減ったHPは敵から吸い取ることができます。ClericやShaman、Druidなどは、自分をHealすることができますし、かなり強力な攻撃魔法を使えます。しかし、Healしているときは攻撃できません。でも、Necromancerは自分のHPを回復しながら、敵にダメージを与えることができるのです。
ただし、他人を対する支援ということは、わりと苦手なクラスです。不可視や水中呼吸、ダメージシールドなどの各種の魔法を使えますが、ほとんどが自分専用です。これはもともと、ソロの一匹狼というスタイルで作られたクラスだからではないかと思います。最近では、度重なるパッチによって他人を支援する魔法が増やされており、発売当初よりも多少人様のお役に立てるクラスになっています。


パーティープレイ
Necromancerは、パーティープレイにおいては、主要職種が欠けたアンバランスなパーティーでの各種のサポート役ができます。ヒーラーが足りないような場合は、自分のHPを味方に献血し、自分のHPは敵から吸い取ります。
Enchanterがいない場合は、ScreamingTerrorで敵を眠らせる(Mesmerize + Memory Blur効果)ことができます。
Druid・Rangerなどの、Snare係りがいない場合は、Darkness系DoTで敵の足を遅くすることができます。
このように、本職には及ばないものの、各スペルの使い方次第でパーティーの役に立つことができます。また、マナ献血、STR献血などの自己犠牲系支援魔法もあります。
逆にバランスのとれたパーティーでは、基本的に攻撃に専念することになるでしょう。NecromancerのDoT重ねがけ攻撃は、与える総ダメージ量がかなりのものになるため、戦闘中盤でいきなり敵がNecromancerにターゲットを変えることがよくあります。特に即効性の総ダメージ量のデカいDoTの場合、一度好かれるとなかなか剥がれてくれません。こういう時には、FeignDeathという死んだフリ魔法が効果的です。どちらにしろ、タウントしすぎるのはマズいので、パーティープレイでのDoTの入れ方には気を使う必要があります。場合によっては、Darkness系だけであとは吸い取り魔法メインの方が良い場合もあるでしょう。
なお、よっぽどNecromancerに敵がはりついてHPがガシガシ減っている時以外は、Necromancerに対するヒールは不要です。マナさえあれば敵からHP吸い取れますので。

ソロプレイ
全職種の中でも、屈指のソロ戦闘能力を誇ります。基本的なスタイルは、ペットを召還後、敵に複数のDoTを入れ、ペットを敵に突撃させて攻撃します。ペットのHPが危うくなったら自分も近接戦闘に参加して、ペットへのダメージを減らし、自分のHPが減ってきたら後方に下がってLifeTap系魔法で敵のHPを吸い取って自分の回復を図ります。Lv16程度まではこの戦法でいけますが、Lvが上がるにつれて、だんだんと敵の攻撃力が半端じゃなくなってきますので、自分が殴りに参加するわけにもいかなくなります。
近接戦が危険なレベルになってきたらFearを使います。まず最初にDarkness系DoTをいれて敵の動きを遅くし、追加のDoTも入れます。そしてペットを突撃させた後、Fearを入れて敵を逃げ回らせます。Fearの入った敵は、後ろからペットに殴られようがHP吸い取られようが無抵抗に逃げ回りますので、非常に戦闘が楽になります。しかし、この戦法は開けた場所で行う必要があります。ダンジョンなどでは逃げた敵が敵を呼び、そのまた敵が敵を呼んで大トレインになりますので、この戦法は禁止です。なお、Fearをレジストされるとかなりピンチですので、攻撃前にHP吸収系DoTを入れておくのも良いでしょう。レジストされたらとにかく逃げまくって距離をとり、ふたたびFearを入れます。Darknessが入っていれば距離をとるのは容易なはずです。なお、この戦法で一番危険なのは初弾のDarknessをレジストされたときで、そのときは即ペットを突撃させて、ペットに頑張ってもらいつつ、なんとしてもDarknessを入れましょう。
Lv34でRootを覚えると、Root > DoT重ねがけ > Rootが切れたら再キャスト でも敵を屠れるようになります。Spectreのような足の遅い敵に対して特に効果的です。