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2004.05.20 「Type996-40thAniversary」に乗って蓼科を目指しました。台風2号が来ている為に箱根は避けて、夜中の中央道を諏訪ICに向けて走りました。 街に乗り出した第一印象はとっても車がしっかりしていること。当たり前ですが、BOXTERとはまったくの別物です。それでいて、気難しい面は一切なく都内の渋滞だってこなすくらいの寛容さがあります。毎日の通勤にだって耐えられるでしょう。 高速道路にノーズを向けると、気持ちのいい加速が得られます。ハイパフォーマンスキットが組み込まれたスムーズなエンジン。リアから聞こえるポルシェサウンドが心地よいです。
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ポルシェ911 40thアニバーサリーモデル 形式 水冷水平対向6気筒(4バルブ) 911のデビュー40周年を記念して、ポルシェでは全世界1,963台限定生産の“911アニバーサリー
エディション”。日本には63台が正規輸入されました。 |
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高速道路を長距離巡航するにはサスペンションが硬すぎる感じがします。継ぎ目ではねるし、お尻にダイレクトに突き上げてきます。ノーマルより10mm下がったスポーツサスと前40、後30扁平のタイヤの影響も見逃せないと思います。 大雨の真っ暗な中央高速を走っていて精神的に疲れました。いつも4WDに乗っているせいもあるでしょう。ハイパワーエンジンにRRっていうのがイメージ的に悪いんですね。実際にはちっとも不安定感ないんですけど。 体調がいいときには受け入れられるけど、疲れたときなんかだとちょっとつらいですね。これってスポーツカーらしい一面でしょう。 |
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ひとたび、山道に足を踏み入れると硬かった足回りも良い方向に作用します。 標準でLSDとPSMが装備されておりトラクションは非常にいいです。 |
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クラッチのつながるポイントが結構手前でなかなかなじみません。 そのほかの動的パーツの重さ加減は適当です。 ボクスターのようにクラッチが軽すぎることもないです。 シフトももう少し明確なゲートが欲しいところです。 自分の車になって慣れればいいことなんでしょうけど、今のままではミスシフトしちゃいました。 |
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リアシートは人間が座るには厳しいですけど、ここにちょっとした荷物を 置けるだけでもボクスターより使い勝手が上です。 内装の質感は残念ながら悪いと思います。スポーツカーだからコレでいいっていう話は現代の車には通用しません。1250万円の車にしてはお粗末です。 |
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走行性能 ボディ |
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Engine 形式 水冷水平対向6気筒(4バルブ) 排気量 3,595 cc 最高出力(DIN) 254 kW(345PS) /6,800 rpm 最大トルク(DIN) 370 N・m /4,800 rpm 圧縮比 11.3:1 トランスミッション レイアウト リアエンジン後輪駆動 トランスミッション 6速マニュアル リミテッド・スリップ・ディファレンシャル マルチプレート式 (ロック率:加速時22%、減速時27%) |
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シャシー フロントサスペンション マクファーソンストラット リアサスペンション マルチリンク ステアリング ラック&ピニオン(パワーアシスト) ブレーキ 前後4ピストン・モノブロックキャリパー、 クロスドリルベンチレーテッドディスク ポルシェ・スタビリティ・マネージメントシステム(PSM) ABS ABS 5.7 ホイール (前)8 J x 18 (後)10 J x 18 タイヤ (前)225/40 ZR 18 (後)285/30 ZR 18 |
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燃料消費率(L/100 km) 1999/100/EC準拠 市街地走行 16.5 L 高速道路走行 8.3 L 総合 11.3 L CO2 排出量 (g/km) 274 g * 記載の諸元・データは、メーカー発表値のため、日本仕様車による国土交通省届出値と異なる場合があります。 |