ビートルズは、ほしいだけの金をもうけ、好きなだけの名 声を得て、何もないことを知った。

ジョン レノン


 楽器を始めるのはいくつになっても遅くあるまい!そこで今からでも!という心は十代の貴方のためにドラムについて、これから始める人の話をしましょう!

 まずバンドは基本的にヴォーカル・ギター・ベース・ドラムとあるが、始めるに当たってどれが一番とっつきやすいか?これはなんといってもドラムである。よくそういった理由でベースを選ぶ人もいるが、これは勘違い。たしかに耳コピは楽そうだが求められる練習量記憶量もその差は歴然である。これから理論づけていこう。

 まずドラムは基本セットでスネア・バスドラ・ハイハットシンバルオープン・クローズ・ハイタム・ロウタム・フロアタム・クラッシュシンバル×2・ライドシンバル・・・合計10箇所!叩く部分がある。ここでビビッている読者諸君。ギターとまず比べて御霊へ!ギターはフレット数が大体20くらいある。それに弦は6本である。つまり指で押さえる箇所は20×6のなんと120箇所!である。ベースにしても20×4で80箇所である。ここにイメトレしにくい弦楽器の特徴がある。

 ギターもベースも指を細かく動かす。頭の中であの複雑な楽器を思い浮かべてイメージの中で演奏しきるのは至難の技である。たとえケンヂのごとく学校の自在ボウキを担いだところで無駄であろう。

 そう、ドラムは所詮10箇所なのだ。だから1度か2度叩いたことがあれば「ライドがこの辺にあって・・・」とすぐに覚えてしまうことができる。それぞれ見分けも簡単につくのできわめてイメージしやすい。もはやスポーツと同じでシャドーボクシングならぬシャドードラミングが可能なのである。これはなかなか忙しくて練習できない人にはとても有利なのだ。このことによって例えばよく聞いている曲なら譜面も練習もなくても一発でバンドで合わせたりできる。(ただし、知らない曲になると途端に弱くなる)練習などすれば一気にうまくなれるに決まっている。わかっていただけたであろうか?ドラムやる気になったよね?ね?( ̄▽ ̄;)

 よく問題にされている「ドラムは家に置けない」系の悩みは、実は現役ドラマーならば誰もが抱えている。インディーズで活躍しているようなミュージシャンでも時々、「家に?置いてないっスよ〜ウチ狭いもん。じゃあどうするのかって?だからぁこうして本積んでバケツ置いて〜とりあえずこれで我慢してるんッスよ〜。」みたいなのがいるくらいである。これはどういうことか?要するに、ドラムとは家にない人でもイメトレで充分通用する手ごろな楽器であるということなのだ。つまり、わざわざ高い金を払ってドラムを家に置く必要はないのだ。1000円くらいするスティックを買っとけばだいたい問題ないのだ。

 なんといってもここにDAIというギタード下手人間がいる。こんな男がギターをこのまま地道に続けていたら日の目を見ていたかどうかかなり怪しい・・・。いや、別に楽な楽器というわけではないが、それだけ楽しみ方が多いのだ。(?)

 最後にドラムはリズム感がいるとよく言われます。まあ実際そうです。しかし極限にリズム感が良くなくちゃいけないというわけではなく、ある程度あれば音楽(授業とかも)が嫌いな人とかじゃなきゃそれなりにできるのでわないでしょうか。多分。これは俺個人の考えだけど。ビートマニア2ndmixの3つ星がクリアできる程度なら余裕なんじゃないかと。(ちなみにオレはRAVEはできるがSOULができない。今はできるかもしんない。)まあこれに該当する人は結構いるかと思います。ビーマニやったことないorそのシリーズ古すぎてやってないという人は無条件で該当することにしましょう。

 どうでしょうか?少しは「おれにもできるかも・・・」なんて気持ちになったんじゃないでしょうか?さあ、今にも止められない衝動に駆られたら今すぐ1000円札持って楽器屋へGO!

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